これからのあなたへ 〜風の時代の番外編19〜

卑しいこと

最近、お金の教育の事が
テレビでも取り上げられる機会が
だんだんと増えてきました。
とても良い事だと思います。

日本はお金や経済についての
知識が乏しいままに
社会人になってしまうことが
多いからです。

私は以前、日本企業全般的に
仕事の成果と報酬・評価のあり方が
おかしいと上司に話をした時、
「お金に卑しい人間になるな」と
言われた事があります。

日本という国は、
自分の仕事の成果に対して
取り分についての話をすると、
「卑しい」と取られることが
多いように思います。

私の考えでは、報酬というのは
自分の仕事に対しての評価、
仕事に対しての誇り、
だと思っています。

だから、
きちんと品質良く仕上げた仕事を
安く買い叩かれるのは嫌なのです。
それだけ自分でも勉強したし、
努力してきたからです。

その時の上司の言葉は、
言葉を大事にする私からすれば、
「卑しい」という言葉の使い方も
少し違うと思いました。
卑しいとは、
・身分や地位が低いこと。
・下品で品格がないこと。
・みずぼらしいこと、貧しいこと
・お金や食べ物に
 ガツガツしていること
です。

私はいつもいつも、お金の話を
しているわけではなく、たまたま
自分の仕事の成果と
報酬の話をした時に
「卑しい」と言われた事は、
とても心外でした。

むしろ、
従業員のお金の話より、
経営者側が低賃金やサービス残業で
人を安く使っている方が
よっぽど卑しいと、私は思います。

国や企業の偉い人たちに対して
思うのは、自分たちの身は削らずに、
都合よく、労働力や税金を搾取する
行為は卑しくないのですか?
私にすれば、そちらの方が、
とても卑しい行為に思えます。

お金の話は決して卑しい話では
ありません。
むしろ卑しいと感じるのは
その人の心のあり様です。

お金は
自分や家族を守っていくために
必要なものなのです。
生きていくために稼ぐ
労働者の努力を、
「卑しい」という言葉で
なぁなぁで済ませてはいけません。

以前書いた「知ること」同様、
無知は身を滅ぼします。

最低賃金の時給を上げられないとか、
グローバルスタンダードの企業に
ついていけないとか、
少子化対策の財源が足りないとか、

社会保障費が足りないなど、
上げればキリがありませんが、
全て失われた30年間に
企業努力や政治努力を怠った
経営者、政治家の怠慢なのです。

それこそ失われた30年間に
自分たちだけが
美味しい思いをするという
卑しい行為がそこにあった結果
なのだと思います。

これからの風の時代を生きる
あなたたちが、
この様な搾取に対して
NOを突きつけていく事が
時代を、
政治家を、
経営者を変えていく事に
繋がっていくのです。

セルフコントロールランキング
↑ 是非クリックお願いします!

#卑しい #お金 #仕事 #報酬 #成果 #買い叩き #評価 #品質 #経営者 #政治家
#従業員 #労働力 #税金 #搾取 #無知 #最低賃金 #グローバルスタンダード
#少子化対策 #社会保障費 #企業努力 #政治家努力 #怠慢 #失われた30年 #風の時代

コメント

タイトルとURLをコピーしました