3.自分の力
前回は「物差しは自分」ということで、
これまで自分が培ってきたものや
これから培っていきたいものの話をしてきました。
「そうは言っても、これまで大したことしてないし、
やっぱり自分には無理かなぁ。」
と思ってしまう方もいると思います。
私もつい弱気になって、
そんなことを思ってしまうことがよくあります。
でも自分が思う「大したこと」って何ですか？
他人が思う「大したこと」って何でしょう？
実は自分が大したことないと思っていることでも、
他人から見ると、ものすごい「大したこと」
だったりすることもあるんです。
例えば、人前で話すことが苦手だと思っていても、
実は他人が聞くと朴とつした話し方が、
心に響く話し方だったりすることがあります。
特にこれまで特殊な技能、資格を必要とする仕事を
していないし、誰でも出来る仕事しかしてないし、
という人もいるかもしれません。
でも不思議なもので、人の能力は千差万別です。
一旦、これまでの人生で、自分がやっていて
楽しかった事、得意だったこと、長く継続できたこと、
など洗い出ししてみましょう。
カブトムシなど昆虫採取が得意だったとか、
工作が好きだったとか、
将棋やそろばん、スイミング、野球、サッカー、
子供のころだけでもたくさん出てきませんか？
中学、高校、大学、
自分が勉強したもの、遊んだ経験、アルバイト、
褒められたもの、思い出しませんか？
会社に入って経験したこと。
事務作業とひとくくりにしないで、
細分化してみましょう。
受付対応、電話、接客マナー、経理仕分け、
売上計上、給与業務、社会保険、秘書、
安全衛生、コンプライアンスなど。
営業の人は同じ地域だけでの
営業ではないかもしれません。
東京や大阪、札幌、福岡など
いろいろな地域での経験。
その時得た人脈など。
製造の人は工場で携わった機械の種類、製品、
生産管理、工程管理、など。
書き出して洗い出すと。会社で学んだことも、
ものすごく多くないですか？
そして洗い出したものを眺めてみると
これまで自分が培ったものって、
結構「大したもの」だったりしませんか？
自分の視点じゃなくて、
人がすごいな、いいなぁ、と思ってくれるもの、
人がそのことを通じて喜んでくれそうなもの、
あると思いませんか？
これまでの常識ではなく、
これから始まる「風の時代」の観点で
考えてみましょう。
人から必要とされる「あなたの力量」、
活かしてみませんか？
次はどうやってその力を生かしていくか？
力の活かし方という視点でお話ししたいと思います。
〜番外編04〜 へつづく
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