人生のゆとり
昨日の価値観23で、
最後にこんな文章を書きました。
今のという時間は、あなたの命の時間。
親の人生でも先生の人生でもありません。
あなた自身の人生なのですから。
今という時間は、あなたのもので、
親や先生の時間でもありません。
もっというなら会社や上司、
あなたを縛り付けている誰の人生でも
ありません。
今の日本という国は、
とにかくゆとりがないと
最近思うのです。
保育所や幼稚園など早いところは
この段階で試験が始まります。
習い事も、とにかく早いうちが良いと
英語やスポーツ、音楽など様々です。
そして小学校に入れば、
中学受験、塾に習い事、
中学校に入ると同時に高校受験、
塾、部活など。
高校も同じです。
大学に入ると就活。
会社に入ると仕事と残業、
そして年齢とともに婚活、妊活、
子供が生まれれば育児、
そして最後に終活です。
この国の習慣で生きていくと、
いつも何かに追われ続け、
人生を楽しむゆとりなどありません。
求められるのは、
常に成績、生産性、合理化。
機械に求められることと、
同じことを人間に求められれば、
それは余裕などあるはずもありません。
だからあなたたちの今という時間を
大切にしていただきたいと思うのです。
誰のための塾なのか、
誰のための部活なのか、
誰のための就活なのか、
と言うことを考えると、
今の時間の過ごし方は
それで良いですか？
誰かに言われた時間を
使っていませんか？
今からでも遅くありません。
自分のために時間を使うことを
考えて欲しいと思います。
それが人生のゆとりにつながります。
そのゆとりがもたらす意味ある時間は
きっと様々な楽しさ、嬉しさ、
つまらなさ、悲しさ、怒りなど、
人生の奥深さを教えてくれるでしょう。
何もしない時間もあり。
バカンスで楽しむ時間もあり。
目的を持って勉強してみるのもあり。
体を動かしてみるのもあり。
きっとゆとりの中から何か
見えてくるものがあると思います。
生まれてから死ぬまで、
ずっと何かに追われて過ごす人生で
生きるか、
意味ある時間を過ごして、
奥深い人生を生きるか、
選択するのは誰でもありません。
あなた自身なのです。
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