町田市よ、おまえもか。

先日、2020年11月に起こった、
町田市のタブレット端末を使った、
いじめに対する教育委員会直属の
調査委員会の対応や
第三者委員会設置についての
市長のコメントが報道されていました。

タイトルの通り、
「町田市よ、おまえもか」
という心境です。
いじめ防止対策推進法やご遺族の
気持ちを汲んだ対応をしている
市町村はないのでしょうか?

どこもかしこも同じような報道しか
出てこない事が非常に残念でなりません。

この11月で、事件が起きてから1年です。
「1年も経って、まだこんな状態か」
「しかも1年たって、こんなに心無い
 対応しかできないのか」と思います。

とても解決に向けての動きに
なっているとは思えません。
むしろ風化を狙った、
悪質な引き延ばしに感じます。

また旭川の事件でも新たな証言として
被害者は川の中から、
先生にいじめられていることを
電話で話していた、という証言も
出てきています。

何年たってもいじめの実態さえ
把握できない、
遺族の要望に対して、
ロクな説明もなされない、
こんな犯罪行為ともいえる教育委員会、
学校、先生の対応に対して、
国は何もしなくていいのでしょうか?

いじめ調査委員会だの、
第三者委員会だの名前ばかりで、
実態解明できない委員会など
意味はありません。

それどころか大津市のいじめの事件を
きっかけに制定された
いじめ防止対策推進法」自体が、
無視されてないがしろにされています。
こんな法律違反を野放しにしているから
いじめの状況が全く変わっていません。
それどころか被害者数が、
今も増加しています。

被害者が亡くなり、遺族が苦しむ中、
町田市の当初の校長は教育長に栄転され、
加害者の児童は、これからも普通に
生活していくことに、ものすごく
不条理を感じます。

きっと、
町田や旭川だけでなく、
名古屋も石川も、
長崎福島も全国全ての
いじめに遭われた方、
加害者の方、教育関係者の方、行政の方、
状況はみんな同じなのでしょう。

そう考えると、
世の中、
何が正しい事なのかわからなくなります。
でも、教育者とは
それを教える人ではないのでしょうか?
そして、
この国に本当の教育者はいるのだろうか?
と思ってしまいます。

最後に今回の町田市の対応について
尾木ママのコメントを記載します。

教育評論家・尾木直樹氏

「ご遺族に寄り添うことが
 基本はできていない。
 そういう姿を見ている子供たちの
 不信感や、教育委員会、学校への
 信頼感の喪失、
 実に深刻なものがある」

「組織の人間になってはいけない。
 教育者にはそれが求められている」


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