これからのあなたへ 〜家庭観01〜

今回はダイバーシティ&インクルージョン(D&I)
について取り上げました。
これを仕事観ではなくて家庭観にしたのには
訳があります。

それは仕事で仕組みを構築する以上に
男性の家庭での意識改革が必要だと
思ったからです。

ダイバーシティ&インクルージョン、
通称D&Iと言うのは、簡単に言うと
人種、国籍、宗教、性別、性志向など多様性を
尊重しつつ(ダイバーシティー)、
それぞれの個性を活かしていくこと
(インクルージョン)のできる社会づくり
ということですが、果たしてどれだけの企業や
団体が取り組めていることやら、という感じです。

何故か多くの企業では、
働く女性の活躍ばかりにスポットがあたり、
本来のD&Iが偏っているように思います。
多様性といいつつ、
多くの企業は育児と介護に携わる女性の
出勤形態の見直しや女性管理職を増やす活動ばかり
に注力している状態です。

企業では働き方が変わっていないので育児、
介護に携わる人はほとんど女性ばかりで、
男性が携わる割合はとても低いというのが現状です。
保育所や幼稚園のお迎えなど、企業では男性の
環境面は全く変わっていませんね。

仮に育児休業を男性が取った場合でも、
1週間とか、10日間とか、ひどい場合は
実績作りの為の1日だけとか…。
女性に比べればとても短い期間しか取れていません。

男性の感想も
「奥さんの子育ての大変さが良く分かった」
「これからもっと協力しようと思う」
などのコメントを聞いたことがありますが、
そもそも子育てはお手伝いじゃないです。
夫婦が二人で行うものですよね。

共働き家庭では、これから先、育児だけではなく、
家事全般、家族のことは家族みんなでやる、という
姿勢がないと成り立たなくなっていきます。
だって、男性だけの収入だけでは生活が成り立たなく
なっているのですから当然ですよね。

特にこれからは、
テレワークなどのニューノーマルと言われる
働き方が定着してくると、ますますそうなると思います。

また女性管理職は、実際のところ、
割合的には増えていますが、
これまでの男性の働き方を女性が行うというだけで、
高度経済成長期からの働き方を、
女性がそのまま踏襲しただけ、
というところがほとんどではないかと思います。

なので、女性も夜遅くまで働き、
旦那さんも帰りが遅く、子供が家で一人だとか、
子供のお迎えを知り合いの人に頼んだりなど、
一部では家庭崩壊を招くという実態も見られるようです。

あるいは一部の家庭ではコンビニ弁当、菓子パンの
食事がほとんどとなり、子供の糖尿病、高血圧、肥満が
目立つようになってきたと言われています。
(実際に知り合いの子供は中学生で糖尿病になりました。)

本来の意味での多様性の尊重とは何か?
それぞれの個性を活かす働き方はどうあるべきか?
というのは、企業が変わらない以上、
自分たちが意識と行動を
変えていかなければならないと思います。

特に日本は「男は仕事」さえしていればよいという
意識が他国に比べれると強く残っています。
世界各国からバッシングを浴びた多くの
女性蔑視発言もその表れだと思います。

人種や性別など大きな課題はもちろん、
育児や介護、ひとり親、病気を持つ家族、
保育所や学童保育に子供を預けている人、
地域社会の自治会などに携わる人、
生活環境も100人いれば100通りの環境があります。

それを理解した上で、
自分は、自分の家庭ではどのように働き、
どう生活していくことが必要なのか?

一部の政治家、官僚、トップの理想だけを押しつければ、
誰かが無理をします。

誰かの無理の上に成り立たせるD&Iは、
結局人を不幸にしてしまいます。


お題目としてのD&Iではなく、
まず目の前の人を尊重できる環境づくりを
身近なところで実践していくこと。
この広がりが大きくなった時、
真のD&Iに向けた取り組みが
出来るようになると思います。

なので、まずは自分と家族、目の前の人を尊重し、
理解することから始めましょう。


そして最後は、前回の「仕事観01」と同じになりますが、
「自分がこの先どう生きたいのか、どうありたいのか」、
しっかりと自分や自分の家族についての
幸福(しあわせ)観を持つことが
大切だということになると思います。


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