目指す先にあるもの

うちの会社は今年度、
経済産業省が取り組んでいる
健康経営ホワイト500を、
何年振りかに受賞することが
内定したそうです。

このホワイト500というのは
あくまでも会社が従業員の健康に対して
どれだけのことを取り組んでいるか、
というのが評価の指標であり、
従業員が心身ともに健康かどうかとは
関係がありません。

国の方でも厚生労働省ではなく、
経済産業省が主体となり、
従業員を健康に働かせて
経済を発展させようと
という主旨が色濃く出ているように思います。

従業員の健康が目的なのか、
企業の受賞、経済発展が目的なのか、
目指している先にあるものが
ここで働く従業員としては違うような気がします。

毎日仕事に追われ、長時間残業している所に
定時間内の敷地内全面禁煙だとか、
(私は吸いませんよ)
運動量管理アプリの導入だとか、
そんな物より先に手を打って欲しい所が
たくさんあるのに、外面の良い事ばかりが
優先されているように思います

現状は、一見ホワイトに見えても、
実態は長時間残業で社員が疲弊し、
毎月の産業医との面談が何十人も出ている
ブラックな部分がたくさんあります。

健康経営をやるから従業員が健康になるのか、
従業員が健康だから
健康経営でホワイト500を取れるのか、
と考えたことがありますが、
今は健康経営と従業員の健康が一体になっていません。
健康経営ホワイト500は受賞したけど、
従業員は心身ともに不健康、
という誠に摩訶不思議な状況です。

コロナ過での一連の国の施策も
企業の施策でも、人を育てるときも、
何でも同じだと思いますが、
大事なのは、
「目指す先にあるもの」が何なのか?
ここをブラしたり、隠したりしてはならないと思います。

表は国民や従業員の為だと言いつつ、
実態は経済(お金)や名誉など
違うところにあることが
最近は多く目に付くように思います。
Gotoキャンペーンもコロナ補助金も
不正が続くとそれすらが良い事であっても
勘ぐってしまいます。

目指す先は誰にもわかるように、
本当の意味での経済再生、
従業員の健康であって欲しいし、
色々な意味で、公明正大に
堂々と歩んでいけるもの
であるべきだと思います。


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