海洋放出

SDGsの取り組みが広がる一方で、
先日、福島原発の冷却に使用し、
一杯になった処理水を
海洋放出する事が決まったと
報道されていました。

処理水とは、壊れた
原子炉内部を冷却する時に使用した
高濃度の放射性物質を除去した後の
水の事ですが、残念ながら完全に
放射性物質は除去できていません。

トリチウムという放射性物質が
残ったまま希釈して放出する
ということらしいです。

原子力規制委員会は、安全性を
確認したので、今後放出の時期や
方法を検討して、
住民や漁業関係者にも丁寧に
説明して進めていくらしいです。

ここで気になる事が幾つかあります。

一つ目は、
何が安全なのか説明がありません。
処理水を放出した海域の
魚を食べて安全なのか、
放出した近隣の海で泳いで、
万が一、体内に取り込んでも安全なのか、
その根拠はどうだとか、
安全の内容について、
一切説明がありません。

食物連鎖の中でよく言われるのは、
生物濃縮です。
有害物をプランクトンが摂取し、
小魚がそのプランクトンを食べ、
更に大型の魚が小魚を食べるうちに、
有害物が濃縮されるということです。
つまり、食物連鎖の頂点である
人間が摂取する時には、
有害な濃度まで上がっている
可能性があります。

二つ目は、
きちんと丁寧に説明する、
と言う紋切り型の言葉です。

これまでの森、加計、桜の問題を
はじめ、丁寧に説明すると言って
国民が期待する丁寧な説明は
なされた試しがありません。

くれぐれも引き返しができない
ギリギリのタイミングで
形だけの説明会を開いて
時間切れで実施することの無い様に
して欲しいものです。


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