民主主義への冒涜(ぼうとく)

元首相が撃たれて亡くなった後、
メディアの評論家、政治家たちは
こぞって、民主主義への冒涜だと
言っていました。

撃った犯人の行為は
決して許される事では
ありませんが、
私は、この犯人の頭の中には
個人的な恨みがメインで、
民主主義をどうこうする、
と言うところまで、
考えは及んでいなかった
ように感じます。

政治家のみなさんのコメントにも
民主主義への冒涜というフレーズが
たくさんありましたが、
政治家の皆さんには、
その前に自分達のやっている事も
考えなければならないように
思います。

核や原発の問題、
財政問題や森友、加計学園、
桜を見る会の問題、
沖縄の米軍基地問題など、
民主主義でノーを突きつけても
力で押しまくっているという政治も
民主主義の冒涜ではありませんか?

低い投票率の責任は
全て国民のせいですか?
政治に期待をできなくなっている
今の選挙や議員政治の在り方は
民主主義にかなっていますか?

元首相がこのような形で
亡くなったことは許される事では
ありません。

でも私たち国民が惑わされて
ならないのは、このような事件に
乗じて、政治家にとって都合の
悪いことを隠蔽されてしまうことです。

本当の意味で
民主主義を冒涜しているのは、
一体、誰なんでしょう?


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