総理大臣に限ったことではありませんが、
最近、議員や官僚の言葉を聞いていると、
薄っぺらいなぁ、と感じます。
言葉というのは文字通り、
そのものの意味が伝われば
良いのでしょうが、
そこに忖度が入ると、
何を言っているのか意味すら
わからなくなってしまいます。
原稿を読んで話しているだけなら
コンピュータや機械にさせる方が
忖度のない分、
とてもわかりやすいのでは?
とも思います。
ましてや読み間違いや読み直ししている
ぐらいなら、この人たちに高い税金で
読んでもらう必要はありません。
話す内容についても、
「検討する」、「説明責任を果たす」
など表面だけで何も行わないなら
なおのことです。
だから、それこそ言っていることも
やっていることも「検討使」に
なってしまうのです。
人に思いを伝えるには、
言葉に厚みを持たせることが必要です。
言葉に厚みを持たせると言うのは、
その人の思いを言葉に載せる、
と言うことです。
自分の言うことに意志や熱意があるから
人の心を動かせるのです。
原稿があったとしても、
「自分はこうしたい」
と言う思いがあれば、仮に読み間違えが
あったとしても、思いは伝わるものです。
四六時中、どんな場面でも
そのような熱量で語ることはありません。
しかし、「ここぞ」と言う時こそ
言葉の力を発揮したいものです。
政治にしても経営にしても
講演会やスピーチなど、
上手に話す人はたくさんいますが、
言葉に思いが載っていない人ほど
中身が全く伝わってきません。
コミュニケーションの場面は
いろいろとあるでしょうが、
言葉の前に自分の思いを
確かなものにしておく事が
言葉に力を与えてくれるのです。
「言葉の力」というのは語彙力や
話し方だけではなく、思いがあるから
力になるのです。
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