安売りしない

先日から安い国 日本に関連する内容を
何度か書いてきましたが、
今回は、安い国 日本を改善するために
もう一つ大事な事を
お伝えしたいと思います。

それは、
自分を安売りしない
と言う事です。

現在、日本では労働組合も
労使協調路線がほとんどで、
バブル崩壊以降、雇用優先で、
賃上げ交渉が行われないように、
あるいは形骸化の方向に
向かってしまいました。

転職しようと思っても
転職する際に、現在の給与水準より
低い求人しか出ていないことが
多々あります。
特に地方では、他社に育ててもらった
良い人材のキャリアを、安く買おう
と言う傾向が強いように思います。

これまでの失われた30年、
雇用優先という言葉で賃金は
上がらず、内部留保を蓄え、
世界で戦えるように企業を強くする
と言いつつ、出来上がったのが
安い国 日本です。

これから日本を強くする為に大切な事は
自分のキャリアをきちんと把握し
自分のキャリアを必要としてくれる
企業を探すことです。

これまで自分が培ったキャリアを
安売りしてはいけません。

名ばかり管理職になっても
残業代がなくなり、
仕事量が増えるだけで、
自分の生活も会社も国も
強くなりません。

もう人材の取り合いは
始まっています。
これからの日本は人口が減り、
企業も優秀な人材を確保が
厳しくなっています。

まず、自分のキャリアを
きちんとおさらいして、
その能力を必要としてくれる企業で、
その能力を発揮していくことが、
企業を強くし、国を強くします。

私たち一人ひとりの行動で、
安い国 日本を脱却する方向へ
向かわせる事ができます。

日本の労働力人口は、約6,800万人。
その中の一人の力は微力かもしれません。

でも、微力であるが無力でない。
この言葉の通りです。

一人ひとりの力は偉大です。

#安い国 #日本 #バブル崩壊 #労働組合 #労使協調 #内部留保
#キャリア #強い国 #能力 #人材 #微力 #無力 #偉大