裁判員裁判

年が明け、任期が満了しました。

何の話かと言いますと、
昨年1年間、裁判員裁判の候補者名簿に
名前が記載されていました。

ことの始まりは一昨年の11月に
管轄の地方裁判所より通知がきて、
特別な事情がない限りは、裁判員を
お受けしなければならい旨の
書面でした。

本当にこういう通知って
来るものなんだ、と
正直驚きました。

国民にしっかり周知されて
いるかというと、わからない事だらけ
だったので、許される範囲で、
周知も含めてブログに掲載することに
しました。

最初は分厚い説明書と承諾書が
送られてきて、書面で、
断れる理由がない事を
記載して提出します。
(弁護士や妊婦さん、育児休業など以外は
お断りできないようになっています。)

春先になり、具体的な日程連絡が来て
1ヶ月後の裁判に対して、
抽選を行うという招集がかかります。

裁判期間中は約1ヶ月間、
出社できなく無くなるので、
会社の業務をあてがわなければ
なりません。
(しかも裁判員のことは必要最小限
の人にしかお伝えできないので、
結構無理があります。)
しかも引き継ぎもその期間で。

で、裁判が始まる1週間ほど前に
抽選会があります。
確か召集された人は30名。

お爺いさんから、主婦らしい方、
若いお兄さんなど色々です。

そこで初めて具体的な裁判事案の
内容説明を受けたり、
被告側、被害者側、
双方の利害関係者ではないか等の
確認を行った後、抽選が始まります。
(抽選方法はコンピュータで
無作為に抽選と言っていましたが、
別室で行われていたので、
実際のところは分かりません。)

私は結果的に抽選から外れましたが、
30名の中から補欠候補を含めて
確か8名の方が選ばれました。

後日、日当と交通費が指定口座に
振り込まれ、お役目は終了です。
抽選会だけでなく、裁判員に選ばれた方は
もちろん期間中の日当が出ます。

一旦裁判員に選ばれると
当年中の再選はないとのことでしたが
外れた人は可能性がゼロではない
ということでしたので、
候補者名簿から名前が外れて
やっと終了です。

一番大変だったのは、
裁判員になるか、ならないか
わからない状態で、1ヶ月いなくなる
前提で、会社の業務を代わりの人に
お願いしなければならない事でした。

制度が開始された当初は
メディアでも報道がされていましたが、
現在は情報がほとんど出ていないので、
情報公開の意味合いで
お伝えさせていただきました。

裁判所の中など、滅多に入れる機会は
無いので、それはそれで貴重な
経験でした。


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