真の要因

私の勤めている会社では
QC（クオリティ コントロール）
が今でも行われています。
（以前ほど力は入っていませんが）

問題解決型、課題解決型と進め方は
色々ありますが、
日本企業の品質の裏には、
このQCの力によるところが大きいと
思います。

私も今の会社に入社してから
QC的な物の考え方や、
具体的な手法を色々教わりました。

最近思うのは、このQC的な物の
見方をしたときに、
その議論は違うようね、って言う事が
よくあります。

例えば、元首相の襲撃事件。

襲撃事件の背景を考えた時、
真の要因は何かというと、
警備の直前変更や前方重視の体制など
方法論、手段ばかりが
取り沙汰されていますが、
何でこのような事が起きたのかというと
宗教団体の集金、政治との関わり、
これが水面下で野放しに
なっていた事です。

そこへの着目がないまま、
警備体制ばかりに議論が向くのは
QC的なものの見方からいくと
要因が的を得ていないから、
対策も当然的外れだなぁ、
という印象です。

物事を改善するときに、
真の要因を的確に掴んでいないと
夢と目的で書いたように、
手段が目的になってしまいます。

因果応報。

原因と結果は、常に一対一です。

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