勝てば官軍、
一夜にして正義と悪が入れ替わった。
これは先日お亡くなりになった漫画家
さいとうたかをさんが生前インタビューで
お話しされた言葉です。
幼少期の戦争を通じた体験、
それまで子供ながらに信じていた正義と悪が
1945年8月15日を境に一変してしまった事を
表現された言葉です。
どの時代でも、やっぱり人間同士が
殺し合うことの是非よりも、
勝てば正義の観念が続くから
このような言葉が
今の世でも通じるのだと思います。
さらに今の日本では、戦争というより、
悪事を働いても、トップを取れば
正義となってしまうという
例えにも使われています。
決して、勝ったことが正義ではなく、
戦争そのものが悪だという認識が
私は必要だと思いますが、
その認識ができないから、
人間の本質的な部分はいつまでも変わらず、
結局同じ歴史を繰り返しています。
でもその基準も所詮、
人間が作った基準ですから、
過去の戦いを自分たちの都合の良いように
解釈して、悪事を働く者まで
正義になってしまうのです。
権力を握った者が
全て正義になるという
考えは間違っていると思いますが、
どうも世界を見渡してもその傾向が
強いように感じます。
日本ではよく、
実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな
という諺がありますが、
姿、外見だけでなく、
本来の意味通りに
徳を積み重ね、
中身のある人間になりたい
ものだと思います。
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