昨日、文部科学省の調査発表で
児童生徒の不登校者数は
約1万5000人増えて19万人超え、
自殺者数は、
98人増えて415人 過去最多、
と報道されていました。
この中で原因別の内容を見てみると、
いじめで不登校になっている人の割合は、
ものすごく低くなっており、
ほとんどは、家庭や社会不安が
原因とされていました。
報道ではコロナ禍における社会不安が
家庭環境や学校生活などの不安に
つながっているのではないかと
言っていましたが、
私は、コロナは原因ではなく、
きっかけにしか過ぎなかったのではないか、
と思います。
コロナで大人社会の不安が
伝播したというよりは、
もともと学校に行きたくない理由があって、
それがコロナの休校などによって
露呈しただけだと思います。
つまり原因ではなく、
単なるきっかけです。
この報道を聞いて、
文部科学省の発表がもの凄く安易に思え、
不登校もいじめも物価の高騰も
不景気も何でもかんでもコロナのせいに
するお役所の発表やマスコミの報道は、
何か違うように感じました。
先日の「いじめ防止対策推進法」でも
書きましたが、この法律では、
長期不登校の児童生徒がいた場合、
いじめがないかを調査することになっています。
19万人の不登校者のうち、
長期の不登校者は約3万人だそうです。
この3万人のいじめ調査が出来ているのか
については、はなはだ疑問に感じます。
きちんと不登校の調査を行うことで、
いじめだけではなく、学業や友人関係など、
真の要因が浮き彫りになると思います。
お役所の人も報道機関もコロナに結び付ける方が
手っ取り早く、しかも話題性に事欠かないかも
しれませんが、目的と問題点をしっかり
認識していただきたいと思います。
まずは不登校の児童生徒の数が
19万人もいるということ、
そして自殺者数が415人と過去最多で、
しかも年々増加しているという事実に対して、
この問題をどの様に解決していくのか、
文科省もその責任をきちんと背負って、
いじめ防止対策推進法に照らして、
学校側に対して指導をすべきだと思います。
フリースクールやカウンセリング、相談室など
様々な代替案はありますが、
そもそも学校の運営に問題があるから
このような対策がされるのだと思います。
一時的な処置としては良いと思いますが、
ただモグラたたきのような処置だけを
繰り返しているようでは
真の問題点をたたいていないので、
根本的な解決になりません。
私は人生100年時代とも言われる中で、
2年や3年、学校に行かない
という選択もありだと思っています。
多様性の尊重が言われる中、学びの形も
もっと多様性に富んだ選択があっても
良いと思っています。
義務教育でありながら、進む道を
自分で選択ながら、自分にあった生き方を
選べるよう、教育の在り方を考えるべき時が
来ていると思います。
学校も文科省のお役人も、
子供たちの将来に夢と希望が持てる
世の中を作っていけるように
自分たちの立場や名誉や欲は捨てて、
真剣に取り組んでいただきたいと思います。
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