これからのあなたへ 〜仕事観15〜

父の言葉

これまで30年以上、サラリーマンを
やってきましたが、
つくづく自分は井の中の蛙、
私流に言うと「トビウオが飛ぶとき
トビウオが飛ぶとき2」のような
状況だったなぁ、と思います。

外の世界には色々な人が
いるということを
知っているようで知らなかった、
ということです。

この年になって転職活動を行い、
いろいろな会社役員、経営者の方と
お会いする機会がありました。

ある一流会社の社長さんは
相手を威圧するような雰囲気はなく、
オーラを出しているわけでもありません。
でも面談すると、
一瞬で場を作り上げる言葉がありました。

もちろん、そのほかにも
日本を代表するような企業じゃなくても
地元の経営者で、
こんな素晴らしい考え方で、
こんなに素晴らしい経営を
行っている人がいるんだ、
と感じることがたくさんありました。
(逆もありましたけど・・・)

自分の勤めた会社は素晴らしい、とか
自分が選んだ会社に間違いはない、
という思いが強すぎると
諺(ことわざ)にもあるように、
アバタもエクボ、になってしまいます。

昔、父親に言われました。
「お前の会社は言う事は立派でも
 数字がついてこない。
 立派な事は言わなくても、数字が
 ある方が強い」
自分の会社とライバル会社の
違いを突かれて
自分の会社の方が劣っていると
指摘されました。
その時はムキになって否定しましたが、
今となっては父親の言っていることが
正しかったのだとわかりました。

今、その父はいませんが、
父には謝らなければなりません。

長年、社会で経験してきた父親の言葉は、
新聞発表された業績の数字に基づいた
言葉であり、根拠が明確なものでした。
当時大学を卒業してそこそこの私が
感情論で言った反論よりも
優れていたのは間違いありません。

次のステージに向かう今思うのは、
年齢とこれまでの経験に応じた
視野の広さで物事を見ることが
大切だと思っています。

そんな見識を「これからのあなた」たちに
伝えていきたい、と
つくづく、そう思います。

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