安全と安心

ここにきて福島原発処理水
放出が話題になっていますが、
日本という国は、
いつまでたっても本当に安心して
暮らせる国になれないなぁ、と
思います。

風評被害だけでなく、物価上昇も
電気、ガソリンをはじめとする
エネルギー問題も、
マイナンバーカードも増税も
国民が安心できる説明が
いつも飛んでしまっています。

原発に限って言えば、
原発事故以降の説明が全然国民には
届きません。
袋に入れられた汚染土は
どうなっているのか？
大気に紛れた放射性物質は？
それと関連して地元で多発した
甲状腺癌など病気の問題は？
そして立入禁止区域も
解除されましたが、
なぜ安全だと言えるのか？

大事なことはいつも
説明が全くありません。

地元の人は不安だと言います。
でも説明がないのは
日本国民全体も同じ。
私たちだって不安です。

安全は科学的根拠が示されれば
説明できるかもしれません。
でも安心は「心」なのです。

つまり政府に対して、
信頼できる心を持ててこそ、
初めて安心につながるのです。
今の政府は国民に信頼されていないから
不安が広がるのです。

「全責任は私が負う」とかいう前に、
きちんと不安要素について
日本、世界に発信すべきだと思います。

今の日本は何だってそう。
説明なしに大丈夫だという。

もう説明なしに物事を進める
やり方は終わりにして欲しいと
思います。

原発だけでなく、
社会保障や税金の使い道、
物価上昇、少子化問題など
全てがハエ叩きではなく、
大きな日本の国策として
安心できる枠組みを考えてもらいたい、と
そんな風に思います。

だって、
それがあの人たちの仕事なのだから。

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