できない理由
これまで会社の中で
いろいろな人に言ってきた考え方で
一つ変わったことがあります。
今の会社での仕事は、
「できない理由を並べ立てて
自分を正当化しても何も変わらない」
=だから「やる」
と言うことを前提としてやってきました。
今自分が言うとしたら、
「できない理由と同時に
できる方法を並べて、俯瞰的に
判断する。
=「適正にできるかどうかを見極める」
と言うことの方が大事だと
思うようになりました。
今の社会では、勉強も仕事も
「できない」と言うことが
タブー視されているような気がします。
でも「できない」と言う事には、
必ず理由があり、
それを解決しない限りは、
やっぱりできないのです。
できない理由もなしに
できないと言ったり、
できる理由も考えずにできない、
と言うことではありません。
できる方法も考えて、俯瞰的に
できるのかできないのかを
見ることが大切だという事です。
そしてできないと判断した時には、
無理に自分を追い詰めるのではなく、
できないものはできないと
声をあげてもいいのだと思います。
「なんで」と聞かれれば
できない理由を並べれば良いし、
それでも「やれ」と言うなら
できる方法を逆に問えば良いのです。
答えがないのなら、着地点の折り合いを
どこでつけるのか、
改めて考えれば良いのです。
できるかどうかわからないけど、
方法があるならやってみれば
いいのだと思います。
日本の社会では会社に限らず、
無理や無茶をすることが
美徳のような考え方があります。
だから睡眠時間を削って、
日常的な徹夜や長時間残業、
長時間学習が「できる方法」の
代表例になってしまうのです。
勉強もスポーツも仕事も、
日本人は兎角睡眠時間を削って、
無理強いするから
生産性が先進諸外国の中で
最も低いのです。
睡眠不足は思考能力の低下や
パフォーマンスの低下など
生産性を高める要素など、
全くありません。
できない時には「できない」と
声を上げる事で、他の人にも
状況は伝わります。
ひょっとすると他の人は
できる知恵を
持っているかもしれません。
できない理由とできる方法、
この二つをきちんと判断していく事が
これからの時代の勉強や仕事の
進め方であるような気がします。
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