正直者が馬鹿を見たと感じない世の中
久しぶりに風の時代の番外編です。
今回は風の時代に向かって価値観が
変わると、人の行動で何がかわるのか、
ということを考えてみました。
私は昔から、
「正直者が馬鹿を見る」
という諺（ことわざ）が好きではなく、
正直者が報われる世の中であって欲しい
と思っています。
時には要領の良さも必要だと思いますが、
偉い人に忖度するイエスマンや
ズルをする人だけが
得をする世の中は嫌いです。
ただこれは心を映し出した人間の行動なので、
その先にあるお金や地位、名誉など
何かを手に入れたいからそういう行動を
取るのではないかと思います。
もちろん人の行動は
闇の部分を映し出す事もあれば、
純粋に清らかな美しい部分を
映すこともあります。
私はこのバランスが取れている
ということが大事だと思っています。
（参考：やじろべえ）
「清濁併せのむ」
世の中というのは、
決してきれいごとだけの世界では
成り立たないのも事実です。
清いも濁りもあるものです。
ただ、これから少しずつ風の時代に
向かって変化が起きていく中で、
そのバランスが変わり、
これからは正直者が馬鹿を見ない世の中に
なっていくのではないかと思います。
風の時代は忖度やズルをして
お金や地位、名誉など自体を
手に入れることに意味がなくなるからです。
そして、このような
物質的な価値感は薄れ、
心を豊かにして生きることへの
価値観が高まると思います。
つまり心豊かに生きたいと思うことにより、
人間の本性の中のドロドロとした一面より、
素直な純粋な心が表に出てくる人の方が
多くなるのではないかと思います。
特にこれからの若い方たちが、
そのような時代を作っていくのではないか
と思っています。
馬鹿正直に、嘘をつかず、
何でも白黒はっきりさせる
ということでもなく、
忖度やズルをして自分に都合よく
振舞うという事でもなく、
いかに心を豊かにできるか、ということに
価値を見出していくようになると思います。
誰が良くて誰が悪いとか、
誰が勝ちで誰が負けとかではありませんし、
風の時代に入っても、
いろいろな価値観が存在すると思います。
ただ、いろいろな価値観を持った人が、
自分の心に正直に生きて、
豊かな人生を送れるようになることで、
正直者が馬鹿を見た、と感じる事のない
世の中になるのではないかと思います。
「そういのもありだよね」的な感じで、
時代がそれを感じさせないようになるのでは
ないかと思います。
あの人はあの人、わたしはわたし。
人と違っていい。
みんなの個性が主役の時代になると思います。
だからこれからも自分の心に正直に。
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