言葉の力

今回、このブログのタイトルにもなっている
言葉の力についてお話ししたいと思います。
今回はあえて漢字の「言葉」を使います。

まずもって、言葉の語源ですが、
もともと「ことば」は言葉、詞、辞など
いくつかの種類で使われていたそうです。

今、この時代に「言葉」が
主流で残っているのは、
諸説あるらしいですが、
和歌の世界では、
人の心を種とする
言霊（ことだま）の木に、
言の葉（ことのは）がたくさん
茂っているという言われ方をされており、
この考え方が、言葉の豊かさを
表現していることから
「言葉」が主流になって使われている
のではないか、とのことです。

人の心を種とする
　　言霊の木に生い茂る言の葉。

この表現、とても素敵だなぁと思います。

人の心にもきちんと水と栄養を与えないと、
言霊の木は育ちません。
言の葉も茂りません。

だから心をきちんと手入れすることにより、
素晴らしい言葉となり、
それがその人の行動になり、
人格になります。

言葉は言わば、人そのものです。
だから言葉を通じて、その意味だけではなく
使い方や発する言葉によって
人を形成しているとも言えます。

昔、ジェームス・アレンという人が書いた
「原因と結果の法則」という著書の中で、
心は庭のようなもので、
きちんと手入れをすれば綺麗な花が咲くし、
手入れしないと、何も生えないのではなく
雑草が生えてきます、ということを
言われていました。

おそらくこの心の種も同じように、
きちんと手入れをすることで、
言霊の木から発する言葉により、
素晴らしい結果に繋げられる、ということ
ではないでしょうか？

世の中、不平不満はたくさんあります。
そこを無視するという事ではなく、
そのような世の中でも、腐ることなく、
自分の心を健全に育てる努力は
必要なのだと覆います。

自然界の法則、自然の摂理に不公平は
ありません。
その中の一つの存在として、心を育み
発した言葉は、きっとエネルギーに
満ちた言葉となります。

言葉に思いが乗り、
その人のエネルギーを
目に見えない波動に乗せて伝えます。

言葉は単に、その意味を表すだけでなく、
時に人つくり、
時に人にエネルギーをも伝えるのです。

それが「言葉の力」だと思います。

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