先日、出産手当金が
5万円増額されるという報道が
ありました。
これまでの42万円から47万円への
増額です。
出産にかかる費用の全国平均は
46万円だそうです。
これもハエ叩きの政策です。
少子化に対するこれまでの政策の総括や
これからの展望が全く見えません。
このようなレベルの話だけで
少子化は解決しません。
そもそも少子化に歯止めをかけるには、
どの様な働き方が必要なのか、
女性が働き続けるためには、
どのような制度が必要で、
それを企業や男性が理解を示すように
するにはどうしたら良いか、
そしてその制度を、この国に
どうやって定着させるのか、
などなど、出産にかかる費用や
職場復帰、世帯での収入も含めて
足りないものを考えて
いかなければなりません。
この国に圧倒的に足りないと
私が思うのは、環境と風土です。
共働きで稼がないと生活していけない
日本の安い労働環境、
男性に足りない育児や学校行事への参加、
女性がキャリアを積んで、
働こうと思っても、
企業から求められるのは昭和の働き方。
昭和の働き方では
子供は増やせません。
また世帯収入や保育環境、
学校にかかる費用などを、
どのように補助、支援していくか、
などなど、課題はたくさんあります。
奨学金の返済のためや、
子供の学費を賄うためなど、
これまでの扶養控除の限度額を見直し、
一定程度は収入を得られるようにする
など、多面的な対策が必要です。
この国は、出産から始まり、
子供が成人するまでの費用が莫大に
かかります。
そしてそれを賄うために、
多くの世帯では共働きが必要です。
まずは少子化に対して、
この国の方針として、
横断的かつ中長期の展望を示して欲しいと思います。
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