三代目

徳川三代、室町三代、
そして鎌倉三代というのは
歴史で聞いたことがあると思います。

徳川は三代将軍家光、
室町三代将軍は足利義満で
政権基盤を確立しました。
鎌倉三代将軍は暗殺された実朝です。

三代目で明暗が別れる象徴にも
なっています。

徳川と足利にはいろいろな共通点が
あります。
二代目将軍は長男ではない。
三代目で基盤を確立した。
歴史上では家光も義満も法整備や
江戸城の改修、金閣寺建立など
目立った行いもありました。

それは二代目の育て方に
起因するところが大きいと思います。
それに加え、初代の二代目教育も
良かったのでしょう。

二代目徳川秀忠、足利義詮が
優秀だったかどうかはわかりませんが、
結果的に三代目以降も政権を
維持することができました。

国も会社も同じかもしれません。
総理大臣経験者の家系安倍三代も
現総理大臣岸田家も
北朝鮮 金三代も
もっと言うと、これまで私が
勤めてきた会社も鎌倉幕府と同じに
見えてしまいます。

みなさんの会社ではいかがでしょうか？

会社にしても同様で、三代目が
会社を潰すということが
世間ではよく言われています。

これは三代目だけが問題ではなく、
初代が二代目を、
二代目が三代目をどのように育て
後を継がせたか、ということが
実は大事なのだと思います。

このガバナンスやコンプライアンスの
取り組みが重要視される中、
身勝手な行為に周囲が忖度すれば、
裸の王様がつけ上がります。

BM社やジャニーズ事務所は
三代目ではありませんが、
世襲、同族という壁が
このような社会問題に発展して
しまいました。

世襲を全て否定するわけでは
ありませんが、世襲だからこそ、
それに相応しい器かどうかの
見極めが必要だと思います。

そして今回、私は転職活動を
通じて感じたのは、
同族の世襲会社でも、立派な
社長さんが経営されている会社も
たくさんあるという事です。

外部の人間が、就職前に
同族会社の見極めを行うことは
とても難しい事ですが、
このようなリスクがあることを
理解しておくだけでも
一応、警戒はできると思います。

人は親になれば親バカの側面が
出てくるものですが、
いい歳になってもバカ親であっては
ならないのです。

ドラ息子に社員とその家族の人生を
担うという重責を託せる人物かどうか、
そこは同族内だけでなく、
役員も含めて、
しっかり判断して欲しい物だと
つくづく思います。

バカ親、ドラ息子が運営する
国や会社は、結局のところ
不幸な民衆、社員を作るだけなのです。

ヤバいと思ったら、
さっさと見切りをつけましょう。

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