一流の人

以前、仕事で家具職人の親方の
お話を聞く機会がありました。

その方はとても厳しい方で、
お弟子さんも
たくさんいらっしゃるのですが、
「私は家具のつくり方だけを
　教えるのではなく、
　素晴らしい人格を備えた
　家具職人になってもらいたいと
　思いながらお弟子さんを
　指導している」
と言われていました。

いくら技術的に優れた人でも
人格が備わっていなければ、
一流の家具職人にはなれないと
言われていました。

そのバランスは、
技術力は4割、
人間性が6割。

この二つが備わって一流だと
言われていました。

全くその通りだなぁ、
とても大事なことだなぁ、
と私も思います。

スポーツ選手を見ても、
音楽や映画など、
文化、芸術分野も見ても、
一流と言われる人は、
単にその道の事が上手なだけでなく、
やはり言動を見ていても、
素晴らしいと思えるところが
必ずあるなぁ、と思います。

私のような凡人は
自分自身のことですら、
ままなりませんが、
一流の人は、お弟子さんを
教える際にも、このような考えが
基本にあるのだなぁ、と思います。

人は誰でも、幾つになっても、
成長できる伸びしろがあります。

以前103歳のおばあちゃんの
本を紹介しましたが、
その方は100歳を超えてから、
80、90なんてまだまだ若造。
と言われていたことを思い出します。

成り行きで貴重な一年を
やり過ごしてしまうのではなく、
その歳その歳に応じた成長が
出来るような毎日を過ごして
いきたいと思います。

人生、
なるようにしかならないし、
なるようになる

自分の日々の想いが大切だと思います。

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