先日、今年のノーベル物理学賞に
真鍋さんの受賞が決定したと
報道されていました。
おめでとうございます。
真鍋さんのインタビューを聞いていて
地球温暖化に関する研究成果も
素晴らしい事だと思うと同時に
今の日本を的確についた言葉に
共感しました。
「同調圧力」
日本を象徴する言葉だと思います。
昔から「赤信号みんなで渡れば怖くない」、
と良い事だろうが、悪い事だろうが、
みんなと同じことで安心する民族、
日本人を揶揄(やゆ)する言葉です。
今、ワクチン接種にしても
みんなと同じでないと
周りから圧をかけられる。
いじめ問題でもみんなと同じでないと
自分がターゲットにされてしまう。
みんなと違うといじめられる。
LGBTなどのマイノリティと
言われる人たちはみんなと違うから
カミングアウトできない。
みんなと違うと変な目で見られる。
劣悪な労働環境でも、
みんな同じ条件だから仕方がない。
自分だけ不満は言えない。
ツイッターやヤフコメなど、
みんながしていることだから、
人を傷つけるコメントも
平気で投稿する。
小室さん眞子さん問題も
みんなと同じ批判に同調する。
これから色々な人の色々な個性が
発揮できる世の中であったらいいなぁ、とか
色々な考え方が尊重される世の中に
向かうのかなぁ、と思いつつも、
このような同調圧力がある国では、
真の多様性の尊重は程遠いと
感じてしまいます。
周囲に配慮して、自分の気持ちを
押し殺していることは、多様性の
尊重ではないと思います。
日本人ならではの周囲への気遣いと共に、
芯の通った自分の考えや思いを表せることは
とても大事なことだと思います。
みんなが違っていいと思います。
みんな違う人間なのだから。
そしてそれを非難するのではなく、
違うことを尊重できる優しさや寛容さが
今の日本には必要なのではないかと思います。
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