今回は自分の価値について、
経済と絡めて2回に分けて
お話してみたいと思います。
戦後復興期から日本は数十年かけて
Made in Japanブランドを築き上げてきました。
当初は日本は人件費も安く、
技術力は欧米諸国にかなわず、
「日本のサル真似」と揶揄(やゆ)
されたものです。
日本製品も当初は
「安かろう、悪かろう」から始まり、
(※安いものは品質も悪いこと)
戦闘機などの技術力を生かし、
身の丈にあったコンパクトな製品を作り、
良いものを安く提供し、
それが今日の絶対的品質を誇れる
Made in Japanへと変遷してきました。
所得倍増を掲げて、緩やかな
インフレとともに日本は豊かになりました。
しかし、バブル経済がはじけて以降、
平成の世の中で日本はとても貧しい国へと
変貌してしまいました。
今日お話ししたいのは、この部分になります。
まずかつては経済大国日本と言われた
今のこの国の現状についてお話します。
先日、最低賃金が850円にアップと
大きく報道されていましたが、
世界で見てみると、OECD(経済協力開発機構)の
29か国の中で見ると、メキシコ、チェコと並んで25位
というのが現状です。
また別の指標で、2005年から2017年の
雇用所得増加率をみると
12年間で日本はたった6.8%。
アメリカ47%
カナダ61%
その他ドイツをはじめイギリス、フランスなど
軒並み2桁の伸び率です。
つまり日本は、労働者の所得は
世界から大幅に取り残されている
というのが現状なのです。
世界では所得が毎年上がっているにもかかわらず、
日本だけ取り残されてしまっているから、
貧しい国と言われるようになってしまったのす。
考えてみると、
私が社会人になったころ、流行りのステーションワゴンは
150万円で購入できました。
今は同じ車種でも350万円から400万円弱の
値段になっています。
労働者の給与所得が上がっていない日本では
とても高く感じますが、海外ではやっぱり普通車
なのです。
また、アルバイトの時給をよくよく考えてみると
私がこの地方で学生時代に
アルバイトをしていた時の時給が800円。
40年近くたった今でも最低賃金の時給が850円
というのだから驚きです。
これが今の日本の実態です。
これが貧しいと言われる理由です。
30年前、40年前と比べて、
企業の業績は上がっているのに、
賃金は上がっていません。
経営者がバブル経済の時を基準としている限り、
労働者の賃金は絶対に上がりません。
今回は現状についてまず知っていただき、
次回は、何でこのような経済構造になって
しまったのか、ということについて
お話したいと思います。
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