想像力の欠如

会社の中には、コンプライアンス上、必要な機能として
内部通報窓口が設置されていることがあります。
法令違反やいろいろなハラスメントを早期発見し、
自浄作用を働かせる機能です。

何故このような話から切り出したかと言いますと、
いくら仕事のこととは言え、それは無いでしょう、
という話が会社の中では今だに普通に出てきます。

例えば、
自分のお母さんが亡くなり、急遽お葬式になったとき、
「喪主が父親なら、お前は時間があるだろ。
パソコン持って行って、会議の資料はメールで
送ってくれ。」

あるいは、
妊娠した女性が産休の届を上司に出すと、
「また? 3人目か。数年おきに産休育休ばかりで
休んでないで、少しは仕事してくれよ。」

男性にはこんな言葉もありました。
子供が生まれた男性社員が育児休業を申請すると、
「そんなもん形だけでいいんだよ。1週間も無理。
大体、そんなに仕事止められないでしょ。」

他にも女性に対するマタハラ、セクハラが
私の会社だけでなく、日本の社会には数多くあります。
所詮、まだこんなレベルです。

コンプライアンス違反になるとか
ならないからと言う観点ではなく、
時代は多様性の尊重です。
上司、先輩なら何を言っても良い時代は
もう過去の話です。

仕事をするときであっても、
相手に対する思いやりを持つというのは
大切なことです。

自分が言われたら どう思うか、
周りにいる人が聞いたら どう思うか、
という想像力さえあれば、
きっとこんな言葉は出てこないと思います。
すべては想像力の欠如。


人間の尊厳、基本的人権の尊重って、
こういう日常の一つひとつの
積み重ねだと思います。


以前投稿した「覆水盆に返らず」
でも書きましたが、一度放たれた言葉は、
言った方は「そんなつもりじゃ無かった」
で済まされてしまうかもしれませんが、
受け側にはずっと残ります。

こんなギスギスした世の中だからこそ、
仕事でも仕事以外でも
「相手の気持ちに配慮する」
「言葉に思いを乗せて伝える」こと、
大切にしたいと思います。


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