被害者が叩かれる

最近のニュースやネット記事で
事件、事故の被害者が
叩かれるという内容の記事を
目にする機会が
多くなったように感じます。

先日、交通事故で亡くなられた方の
奥さんと子供さんが
加害者の執行猶予付きの判決を
不服として控訴したことに
SNSで誹謗中傷され、
そのことを告訴したニュースが
ありました。

なんで被害者が叩かれなければ
ならないのでしょう？

過去、いじめやパワハラ、セクハラでも
同様のことがありました。

それどころか、
ドラマや日常の出来事全てが
叩かれ素材になっているように感じます。

心のさもしい人が増えたのか、
忙しくて余裕がないから
他人を標的にしたくなるのか
よくわかりませんが、
それにしても情けない事です。

今ではSNSでの誹謗中傷も
立派な犯罪として処罰されます。

自由や権利というのは、
自分の思ったこと、感じたことを
何でもかんでも発信して良い、
ということではありません。

言葉の力というのは、
トップページにも書きましたが、
プラスにもマイナスにも作用します。
※関連：言葉が言葉たる所以

一度放たれた言葉は
無かった事にはできません。
取り返しがつきません。
そんなつもりじゃなかった、
では済まないのです。

言葉には思った以上の力があり、
周囲へ影響を及ぼします。
時には相手ばかりか、
言い放った本人の
身を滅ぼす事もあります。

言葉は、
弱い誰かを叩くためのものではなく、
弱い誰かを救うために使うものです。

人には誰しも良心が必ずあります。
自分や世の中の不満を、
弱い立場、困っている人に向けるのは
やめましょう。

同じ人間ですから。

言葉の力は偉大です。

優しい世の中、平和な世の中になるよう
プラスのエネルギーを
言葉にのせましょう。

これからの時代に必要なことは
相手を叩いて自分の正当性を
主張することではなく、
いろんな人、いろんな考え方の人同士、
相手を尊重できる世の中だと思います。

その広がりが戦争を無くし、
平和な世の中を作るのだと思います。

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