また幼児が車に取り残され、
幼い命がなくなりました。
メディアは簡単に
ヒューマンエラーと言いますが、
保育士さんや運転手さんの
労働環境に目を向けないと、
やることばかりを増やしても、
真の問題解決にはつながりません。
他の仕事でも良くある話です。
一人の人間が、短時間に
複数のやる事を認識して、
短時間で、順番に、確実に
こなして行くには、
ロボットではないので、
限度があります。
それをヒューマンエラーという
言葉で片付けてしまうと、
実はヒューマンエラーの要素を
さらに増やす結果に
繋がってしまいます。
エラーが出るたびに、
では機械を導入して、
アラームが鳴るように、とか、
園児がいない場合は電話で
欠席の確認を行う、とか、
チェックという仕事が
どんどん増えて行くことによって、
以前にも増して、
エラーに繋がる要素を
増やしてしまうのです。
その結果、保育士さんの離職が
多くなり、さらに残った人の負荷が
大きくなり、次の離職へという
悪循環になってしまいます。
まずは保育士さんの報酬や
働き方を改善し、心にゆとりを持って
園児に目配り、気配り、心配りの
三配りができる環境を望みたいと
思います。
ちなみに各国の保育士の配置基準は
3歳児以上で、
アメリカ、イギリスは
園児7〜9人に保育士1人、
フランス、ドイツは
13人に保育士1人、
で、日本はというと、なんと
20人〜30人に1人、
という基準で配置されています。
アメリカやイギリスの3倍もの
園児を1人で見ているという事です。
そのような状況も踏まえながら、
何でもかんでも現場に負担を
増やすだけの目先の改善はやめて、
まずは人を増やせるように
労働環境を改善することと合わせて
議論してほしいものです。
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