ありがとう

これは谷川俊太郎さんの詩と
絵本作家 えがしらみちこさんのコラボ絵本です。
ちなみに「ありがとう」って漢字で書くと「有難う」です。
この言葉の対義語ってご存じですか？

私はずっと勝手な思い込みで「無難」だと思っていました。
「本来有ることが難しい」こと、と
「難が無い」こと、で漢字の通りだと思い込んでいました。

ところが「ありがとう」の対義語って「当たり前」なんですって。
本来有ることが難しいことに対して、
珍しくもなく普通なこと、当然なこと。
でも本来、同じ事象に対して「有難い」と感じるか
「当たり前」と感じるかは、その人の感覚で変わってしまう。
大事なことは「有難い」と感じられる心。

私をこの世に送り出してくれた両親にありがとう。
毎日朝を迎え、健康に生きていることにありがとう。
毎日家族と楽しい１日を過ごすことが出来てありがとう。
毎日おいしいご飯を作ってくれてありがとう。
毎日、毎日いろいろな人と出会い、いろいろな事があり、
命の時を刻み、人生を積み重ねている。

これらは決して「当たり前」なんかじゃなく、
すべて「有難い」こと。

この絵本の内容だけではなく、周りの全ての事象が
本来は当たり前ではなく有難いことだ。

限りない宇宙の中の地球という星に、
その地球という星の大自然の中で生き物がいることも、
この世のすべてに「ありがとう」

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