使い捨て

これは予備役に招集され、
隣国に脱出したロシア人の若者の
言葉です。

「僕たちは使い捨てじゃない!」

国にしろ、会社にしろ
権力を持つと、人というのは
兎角自分の意のままに
人を動かしたくなるようです。

ロシア人だけに限らず、
今の世の中で働いている労働者の中にも
同じ声を上げたい人は
いるのではないかと思います。

憲法14条には、このような事が
書いてあります。

すべて国民は、法の下に平等であつて、
人種、信条、性別、社会的身分又は門地
により、政治的、経済的又は社会的関係
において、差別されない。

偉い方の憲法解釈によると、
ここで言う社会的身分には職業など
自力で変更できるものは含まれず、
出身地など、かつての日本にあった
出生地での差別、狭義の社会的身分を
指すそうです。

ロシア大統領報道官の息子が
予備役招集を拒否できたり、
日本でも官僚や議員が疑惑を
誤魔化したり、黙秘できたり、
追求を逃れたりできるのは、
この社会的身分に対する忖度が
あるからです。

今の日本を見てみると、
この狭義の社会的身分が、
議員、官僚、経営者などの
上級国民を産んでいます。

憲法の解釈については、
また別のところで述べますが、
憲法9条 戦争の放棄が
実情にあっていないという前に、
上級国民に都合の良い解釈が
多すぎます。

国を守ると言いつつ権力を
思うままに戦争してみたり、
会社で役に立たなくなったり、
都合の悪い存在だから、
退職に追い込んでみたり、
偉くなったから、
意味のない組織改正をして
人を将棋の駒の様にあちこちに
動かしてみたり、と、
国ため、会社のためと大義名分をかざし、
人やその人の家族、人生を使い捨ての
カイロごとく、都合よく弄ぶ
(もてあそぶ)のは
やめて欲しいと思います。

その結果、
国はどれだけよくなりましたか?
会社はどれだけ成長できましたか?
国民、社員の生活はどれだけ豊かに
なりましたか?

大統領も首相も経営者も一般市民も
収入や職に応じた裁量は違えど、
法のもとには平等であるべきです。

これからの時代は、
忖度しない風潮がもっともっと
前面に押し出されてくるでしょう。

おかしいと感じている人、一人ひとりが
声を上げることにより、
これからの時代が変わっていきます。


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